新春の展示会 その7

九州の文房愛好会の勉強会がありました。今回は筆の話。筆の製造・販売をされている書道具店社長から毛の種類や特徴、どこの国からどのように輸入されてくるかなど全く知らなかった話を聞くことができ、理解が深まりました。その後はコレクターの方々の所蔵品を鑑賞させていただきました。堆朱、螺鈿、水牛角、玳瑁、象牙など手の込んだ筆管が並び、中でも蘭亭序全文を米粒写経のように刻したものは圧巻でした。
蘭亭序といえば王之が浙江省の蘭亭で行われた曲水の宴の際に作られた詩集の序文で、王之の真筆は残っていませんが残されたいくつかの臨書は今でも書の世界では特別な意味があるようです。
今回の勉強会では書道具店社長がこの蘭亭に生えていた竹に、現地で刻文、胡粉で彩色したものを勉強会メンバーにプレゼントして下さることとなり、約15名の壮絶なるあみだくじの結果、なんと私が射止めました!くじ運は皆無の私が射止めるとはよほど今年は運がいいのだろう、、、と思いたいところです。
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竹:蘭亭竹
筆置:黒釉佛手
觴:斑羽觴


「茂林脩竹」は蘭亭序の中に出てくる文言。脩竹とは長く伸びた竹の意。以前曲水の宴をイメージして作った羽觴(うしょう)と撮ってみました。素直に筆管とするか、花入れとして使うか、はたまた木栓を作って竹筒にするか、想像が膨らみます。ただの竹ではありますが、蘭亭の竹が手許にある、というだけで心が弾みます。

て、新春の展示会もいよいよ最後のお知らせとなります。九州では久々の展示です。どうぞお立ち寄りくださいませ。
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お酒を愉しむ器展2017唐津

会場:ギャラリー土の器 松永陶苑
日時:2月4日(土)~8日(水)10時~18時
住所:佐賀県西松浦郡
電話:0955-42-4047




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# by tou-kasho | 2017-01-23 01:09 | 展示會 | Trackback

新春の展示会 その6

更けにまんじりともせず寝床であれこれ考えていると、あるイメージが頭に浮かび、いてもたってもいられなくなり冬雨の中、水仙を取りに家を出ました。先日の東洋陶磁美術館で見た汝窯の水仙盆が頭に残っていたようです。


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花:水仙
花器:エチオピア刳貫き木箱
花留め:黒釉提瓶水滴

山での展示会のお知らせです。表紙は伊勢﨑伊勢﨑晃一朗さんの黒掛分白茶盌。素晴らしい作家さん達に混ぜていただいています。ご高覧頂きたくご案内申し上げます。

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二十人の作家による茶盌一盌一会展
2017年1月27日(金)~2月11日(土)
営業時間/午前11時~午後6時 定休日/火曜日 
最終日/午後3時終了
於:明日香画廊
700-0814岡山市北区天神町10-18
tel:086-222-2854

参加作家
丸田宗彦 池西剛 鈴木大弓  細川護光 山口真人 矢野直人 安永頼山 井口大輔 三藤るい 池田省吾 戸川雅尊 
山田大 鈴木都 伊勢﨑晃一朗 内村慎太郎 澤田勇人 金重多門 伊藤明美 大前悟 菊池 克
(順不同、敬称略)




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# by tou-kasho | 2017-01-21 07:44 | 展示會 | Trackback

新春の展示会 その5

房之友 宜加一 (文房の友にもう一つを加えたい)

これはある李朝の水滴に呉須で書かれた言葉でありますが、新たな水滴がコレクションに入りました。豊増一雄さんの作品。こんなん作られたら買わなしゃーない。
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(時計回りで)鉄砂鶏形白磁水滴(豊増一雄作)斑鳥餌入盃 翡翠に墨 白磁心字硯「以心傳心」青磁猪牙船形筆置

墨を使い切る、という人生初の経験をしようとしています。ちょっと嬉しい。

日々の生活の一隅を照らす美に心惹かれます。

年恒例の大阪は豊中での酒器展のお知らせです。
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ぐい呑100撰
日時: 1月14日(土)~28日(土) 
場所: 巷談舎 
〒560-0021 大阪府豊中市本町 5-13-44     
電話&FAX 06-6843-6948 
営業時間 11時から19時まで
※最終日は18時まで

どうぞよろしくお願い致します。


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# by tou-kasho | 2017-01-11 13:12 | 展示會 | Trackback
西で仕事が重なり、二泊三日でいろいろと回ってきました。
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伏見のギャラリー、Toyodaさんで展示中の「酒の器・茶の器」展に在廊してきました。写真は開店前のお店。酒蔵・山本本家の一角がギャラリーとなっていて、酒蔵の町に溶け込んでいます。ひさしぶりにゆっくりオーナーとお話できました。オーナーの豊田さん、作家のことも大事に考えて下さっている素晴らしい方だなあと改めて感じました。
15日まで絶賛開催中です。

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忙中閑。大阪の東洋陶磁美術館にて「台北 國立故宮博物院ー北宋汝窯青磁水仙盆」展を観覧。海外初公開。水仙盆の名が付いたのは実は20世紀に入ってからで、実際はどのように使われていたかは詳らかでないそうです。いずれにせよ、宋という時代が作らせた厳しく気高い器たちでした。機会があれば是非行ってみてください。

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昔から大阪の中之島界隈をぶらつく機会があったのに立ち寄ることがなかった適々斉塾を見学。浅学ながら適塾内のヅーフ部屋と呼ばれるヅーフ辞書(長崎出島のオランダ商船長ヅーフがハルマの蘭佛辞書に拠って作成した蘭和辞書)が置かれた部屋の存在は知っており興味がありました。
一冊しかなかった辞書を奪い合うように塾生たちが勉強したその部屋で、ネットで何でも調べられる時代にのんべんだらりと暮らしている自分を恥じました。

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展示会のお知らせです。しぶや黒田陶苑の、初日の開店時には行列ができる名物酒器展。

大酒器展

日時:2017年1月13日(金)~24日(火) ※19日(木)は定休日
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-16-14メトロプラザ1F
Tel:03-3499-3225
11:00~19:00

どうぞ宜しくお願い致します。







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# by tou-kasho | 2017-01-09 23:04 | 展示會 | Trackback

丁酉


陽之御吉兆目出度申納めます。

丁酉の歳旦は清々しい好天となりました。

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アルバレロ形鶏文盃(焼成前)


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晩白柚とラカポッツ(エチオピアのコーヒー道具台

晩白柚は先月の唐津訪問の際、矢野直人氏の庭より一つ譲っていただきました。


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古伊万里鳳凰文染付皿・鳥形箸置・雲鶴盃など

大晦日は私のメンター宅にお招きいただき、鳥に因んだ器の数々を愛で、福ゝしい料理をご馳走になりました。広島の食通に譲り受けた自家製のポン酢を持参したのですが瓶詰めよりほどよく時間が経ち角が取れ、てっさとの相性は抜群でした。酒(開運・無濾過純米・土井酒造)をやりずぎて年越しを待たずに床につき、半分夢の中で除夜の鐘を聴きました。

今年は大きなイベントがいろいろと予定されており、一つ一つに力の限りを尽くす所存であります。

どうぞ今年も宜しくおつき合いのほど。

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# by tou-kasho | 2017-01-01 22:23 | 日々の暮らし | Trackback