寄り道
2014年 05月 04日
都城から帰路へ着く前に日本最古の定住集落遺跡(9,500年前)といわれる上野原遺跡へ。地層を観察できる地下室。ほぼずっと火山灰。
帰路は高速を使わずに国道10号線を走りました。学生時代、自転車で九州一周+下関~東京間を走った道をなぞり、立ち寄ってみたいところがあったのでした。 厚顔無恥な私は毎日宿泊先を出会った人や目に付いた公民館やら幼稚園やらにお願いし、タダで泊まらせていただいていました。今考えると恐ろしい。。 その日も延岡に夕方に着き、あたりを見回していると、若者の団体をみかけました。何か情報を得ようと声をかけてみると、新興宗教の団体だったようで、情報を得る代わりに頭に手をかざされました。別れを告げ、さてどうしようとふと斜め後ろをみると教会がありました。 ダメモトで教会にいってみるとちょうど裏庭で信者さんたちがバーべキューの真っ最中。宿泊を快諾してくださり、バーべキューをご馳走になり翌日のお弁当まで持たせてくれました。
あれからちょうど20年。
当時と同じような夕刻にその場所に着きました。 手土産を携えドキドキしながら教会の呼び鈴を鳴らしてみましたが反応はありませんでした。懐かしい裏庭もひっそり。あの時信者さんたちがそこにいたのは奇跡的なタイミングだったのかもしれません。しかし確かにそこにあった笑い声やバーベキューの光景は脳裏に蘇りました。
20年前の旅をあれこれ思い出しながら満たされた気分で1250キロの旅を終えました。
by tou-kasho
| 2014-05-04 22:21
| 日々の暮らし