鵯花

展まで3週間となり、最後の窯焚きをしなければならないのにまだロクロを引いています(笑)息休めの散歩で小さなモケモケの花をみつけました。
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花:ヒヨドリバナ クサギの実

ひよどりの鳴く頃に咲き始めるのでこの名前がついたそうな。風流な名前の花と残念な名前の実のコントラスト。されどヒヨドリも漢字で書くと卑しい鳥。みな己がじしの十字架を背負い健気に生きている。


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昔の出来事を思い出しました。






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# by tou-kasho | 2017-10-14 00:23 | 日々の暮らし

縷紅草とアフリカ土器

りの秋。黄金色の稲穂の海。刈り取りまでの特別な散歩道に小さな赤い花をみつけました。ベルベル人が作ったモロッコの彩色土器に入れてみました。
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縷紅草(ルコウソウ)

南米原産の植物だそうですが、なんとも素敵な和名です。

SNSに投稿したところ、器が弥七田織部のようだ、との声がありました。十数年前に何故か惹かれて求めましたが、クバ族の布や桃山陶にも通底する人の心をムズムズさせる「何か」があります。この器を見ると、独立するときにいつかこの器が発するような「何か」を作り出したいと思ったことを思い出します。





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# by tou-kasho | 2017-10-12 01:26
起きると外から木魚の音が聞こえ、その律動に誘われるまま音の方へ歩いていきました。
今年の6月まで空寺だった臨済の寺に住み始めた和尚の、袈裟を着た隙のない後姿がありました。間もなく隣人が現れ、促されて堂内で朝のお勤めを見守りました。この70代の隣人によれば生まれてこの方この寺に住職がいたことは無かったとのことでした。読経の後、二人と少しお話をして、ちょうど中秋だったので夜の月見の宴に誘っていただきました。この寺で最後に月見が行われたのは何十年前でしょうか?ひょっとすると100年以上前だったのかもしれません。

自作の徳利と酒盃と花器、そして手作りの団子を持参し、隣人4人と酒を酌み交わしました。
いい夜でした。

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月も雲の間からこのささやかな末寺の法灯の復活を見守ってくれました。

後日記。法灯の復活、と書きましたが檀家と周辺の方々の連綿たる信仰心と日々の清掃や世話があったればこそご住職もスムーズに移住できたようです。法灯の復活、という表現はおこがましく、不滅だったのであります。


た、数日前には中秋に先立って骨董の会があり、茶室の明かりを消し開け放たれた障子戸の外の名残の萩を愉しみました。茶人が茶筅を振ると、指揮者が指揮棒を振ったかのようにクツワムシが鳴き初め一興を添えました。

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レンブラントの絵のような光と影が



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# by tou-kasho | 2017-10-04 23:51

何でもない日萬歳


せは何でもない日の積み重ね 心付ければ金桂清香
の山神宮の金木犀の大木が倒され、今年はこの花の匂いに気づくことも無いかと思っていましたが、それでも何処からかそこはかとなく匂いが立ちはじめ、それが救いとなりました。
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花:水引草 玉簾
花器:粉青酒觴 萬々歳


そんなわけで何でもない日を紅白の花で寿いでみました。





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# by tou-kasho | 2017-09-25 09:11 | 日々の暮らし

秋の彼岸の散歩道

岸に入り今年も畦には律儀に彼岸花が咲いています。
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花:彼岸花 白彼岸花 稲
花器:黄伊羅保


に言えない仏があって秋の彼岸の回り道
この季節になると思い出す都々逸です。この作者にいったい何があったのか?あれこれと作者の来し方を妄想しながら秋の田舎道を散歩するのが彼岸の定番の楽しみです。





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# by tou-kasho | 2017-09-22 23:38 | 日々の暮らし