カテゴリ:仕事( 36 )

もう月末

日新春の展示会シリーズ最後の発送を終え、怒濤の一月の最終日を迎えることができました。

今度は個展二連発。
とにかく。作ってます。

d0247023_23211776.jpg



冬の粘土作りは冷たい・・・





[PR]
by tou-kasho | 2017-02-01 00:12 | 仕事

花中君子とこじつけ小人

窯恒例行事のぎりぎりの個展作品の発送を終え、窯の胴木の間を掃除しようと中に入ると、一匹のコウモリが肩に当たり飛び去っていきました。このような経験は今までしたことがなく、個展前に吉祥文である蝙蝠に当たるとはこいつは幸先がええな、とひとり喜んでいます。

d0247023_14135356.jpg
花中君子盃

蓮は泥に出でて泥に染まらず、ということで蓮の別名を花中君子と呼び、蟹もまた横歩きの様が権力に与せず我が道を行く姿に例えられ横行君子と呼ばれるそうです。君子たる蓮の中にはさらに横行君子、というどんな濁酒も澄んでしまいそうな盃を自戒の念を込めて作ってみました。釉調もとろみがあり、今後の実験も楽しみです。

あ、いよいよ明後日18日より個展です。
肩で風切る伊達男も、お洒落でシックなレナウン娘もワンサカワンサとお運び下さることを鶴首してお待ちいたしております。


[PR]
by tou-kasho | 2016-11-16 15:24 | 仕事

閑かな波

回の窯焚きでは仲良くしていただいている庭師の方がお手伝い下さいました。
博覧強記とは彼のためにある言葉で、この夜も牡牛座流星群が見られる満天の星空の下、星座の話を沢山教えてもらいました。白鳥座のアルビレオやデネブの話を聞きながらBGMにはシベリウスのトゥオネラの白鳥が流れるという、おっさん二人にはロマンチックすぎる夜でした。
タイトなスケジュールで割り薪の準備もせず窯焚きが始まり、彼には随分助けてもらいました。
お礼に彼が私の窯場の物原から掘り当てた盃に箱をつけてプレゼントしました。
d0247023_00205223.jpg
d0247023_00215029.jpg
天の川


掛け外しの部分が天の川のようだったのでこの銘のリクエストがありました。

変体仮名で安満乃閑波。 安らかに満つ閑かな波。

この夜の思い出とこの器にうってつけの仮名を選んでみました。


[PR]
by tou-kasho | 2016-11-14 00:43 | 仕事

薫る五月は去り、当地はチェインソーの混合ガソリンと松ヤニ薫る六月であります。
梅雨入り前の廃材調達に勤しんでいます。
廃材は個性的で、彫りのあるもの、墨付け、継ぎ手など様々な特徴のある梁や柱と出会います。今回は「明治参拾九年」の筆文字を見つけ、110年前の明治の大工と繋がりました。
d0247023_13323.jpg
中でもこの外連味のない「ぬ」にしびれました。禅僧の墨蹟のようでもあります。

薪割りや廃材調達などの肉体労働の時は妄想の世界に心を遊ばせ肉体的なしんどさを誤魔化しています。
[PR]
by tou-kasho | 2016-06-04 02:23 | 仕事

蟷螂と螻蛄

ほへども身は蟷螂の痩腕     正岡子規

長いこと無沙汰をしてしまいました。病は完治したものの仕事の予定が狂ってしまい、全てが後手後手に回っています。
先日久しぶりに土掘りに行きました。仕事復帰したものの筋肉がずいぶん衰えたようで、土嚢袋20袋分程度の作業でしたが普段の1.5倍ほど時間が掛かりました。筋肉に刻み込まれた記憶を呼び起こす作業を徐々にしていきます。
d0247023_0222167.jpg
d0247023_0412430.jpg
ひさびさにおけらを見ました。

愛おしく見えたのは暗闇をもがきながら進む姿にシンパシーを感じた所為でしょうか?
[PR]
by tou-kasho | 2015-12-16 01:26 | 仕事

とろみ

陶の分野において食の「うまみ」成分に符号するのは「とろみ」ではないかと思っています。
とろっとした釉薬、勘所の良い作家さんは簡単に再現できるのでしょうが、私は随分時間がかかっています。が、何かキッカケを掴んだ気がします。
d0247023_0142463.jpg
キッカケを掴んだと思って勘違いであったことは数知れずですが、今回の兆しはなんとしても自分のものにしたい。
勘所の悪い作り手の踏ん張りどころです。
[PR]
by tou-kasho | 2014-05-29 01:03 | 仕事

鹿児島以降

昨年末から岡山、韓国、唐津、鹿児島と沢山の場所に行き、また数多の原料を見たり人に会ったりしました。その場その場では点でしかなかったものが徐々につながり線となっていく、そんな感じがします。特に最後の鹿児島でいろいろ動き回ったことは今後大きな意味を持つような気がします。鹿児島以前、鹿児島以降みたいな。
d0247023_0165791.jpg
鹿児島以降の作品。師匠の言葉、「結局、焼きじゃんね、」が今更ながら身に沁みてわかります。下に敷いたチョガッポは韓国に行かれた知人からいただきました。使い途がいろいろありそうです。ありがとうございました。

知人に鱧をいただきました。シンプルに湯引きでいただきました。ありがとうございました。
d0247023_0175270.jpg
碗(空豆ご飯) 瀨戸口真作
輪花白磁小皿(梅肉ソース) 竹花正弘作
ガニミソ釉皿(鱧)、皮鯨筒形(奄美黒糖焼酎 龍宮) 拙作
箸置き 古陶片
[PR]
by tou-kasho | 2014-05-28 00:45 | 仕事

五月、仕事日和

卯の花がそこかしこに咲き乱れ、夕べには蛍をちらほら見かけるようになりました。
d0247023_2256374.jpg
時を同じくして麦が実りの季節を迎えています。麦秋とは良く言ったもので、一瞬季節がわからなくなります。
d0247023_23171881.jpg
山でアオマムシグサ(と思われる)を見かけ、持ち帰り庭の木陰に植えてみました。うまく根付いて来年使えないかしら?という魂胆。ウラシマソウ、ユキモチソウ、武蔵鐙、似ていて見分けが難しいですね。マムシグサは茎が蝮の文様に似ているところから名前がついているようです。
花の芯(肉穂花序)を覆う葉(苞葉)を仏炎苞というそうな。
d0247023_2256717.jpg
鹿児島のガニミソ(水酸化鉄)を煆焼したものをミルで擂り、メッシュで濾してみました。今までとは違うレシピで黒釉の実験をしています。
d0247023_22555849.jpg
大分、唐津、岡山等で採集した原料の残滓。砂高台に使います。
スタンパーがあればもう少し歩止まりがいいのですが、手元不如意の身の上、そこまで手を出せません。
大分県には窯業試験場が無く、スタンパーを借りるには佐賀か長崎に行かねばならないという悲しさ。

されど嘆くより動く。
この実験の結実が早く日の目を見るよう頑張り、スタンパーを買うのが夢です。
[PR]
by tou-kasho | 2014-05-24 00:09 | 仕事

お待たせしています

d0247023_2344888.jpg
二年お待たせしている器。
ご注文下さった方は「そんなにこだわらなくていいわよ。」と言われていましたが、古今東西のいいものを見て来られた御仁、「デモ、イイノキタイシテルカラ」という心中をお察し申し上げました。お待たせすればするほど高くなっていくハードル。
ようやく現時点で納得のいくものができましたので、明日器を持って馳せ参じます。
d0247023_2344137.jpg
何とか合格したい!
d0247023_23435287.jpg
こちらの2枚は別件で半年お待たせしてしまっている器。
d0247023_23434347.jpg
スボ(繍褓)やら餅型から発想を得ました。
可及的速やかにお送りいたします!


明日はウキウキの出会いがあります♡追ってご報告いたします!
[PR]
by tou-kasho | 2014-05-14 00:04 | 仕事

壺・兜

久しぶりに大壺を作りました。
d0247023_22111797.jpg
今回は国東で発見した釉石単味で焼成してみようと思います。ほどよく鉄が混じっている
原料でいい雰囲気になるのではと淡い期待をしています。
d0247023_2212411.jpg
端午の節句に実家から送ってもらった兜を飾ってみました。本当に久しぶりに見ました。 
贈ってくれた今は亡き祖父母を想いました。
[PR]
by tou-kasho | 2014-05-11 22:33 | 仕事