カテゴリ:日々の暮らし( 181 )

鵯花

展まで3週間となり、最後の窯焚きをしなければならないのにまだロクロを引いています(笑)息休めの散歩で小さなモケモケの花をみつけました。
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花:ヒヨドリバナ クサギの実

ひよどりの鳴く頃に咲き始めるのでこの名前がついたそうな。風流な名前の花と残念な名前の実のコントラスト。されどヒヨドリも漢字で書くと卑しい鳥。みな己がじしの十字架を背負い健気に生きている。


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昔の出来事を思い出しました。






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by tou-kasho | 2017-10-14 00:23 | 日々の暮らし

何でもない日萬歳


せは何でもない日の積み重ね 心付ければ金桂清香
の山神宮の金木犀の大木が倒され、今年はこの花の匂いに気づくことも無いかと思っていましたが、それでも何処からかそこはかとなく匂いが立ちはじめ、それが救いとなりました。
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花:水引草 玉簾
花器:粉青酒觴 萬々歳


そんなわけで何でもない日を紅白の花で寿いでみました。





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by tou-kasho | 2017-09-25 09:11 | 日々の暮らし

秋の彼岸の散歩道

岸に入り今年も畦には律儀に彼岸花が咲いています。
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花:彼岸花 白彼岸花 稲
花器:黄伊羅保


に言えない仏があって秋の彼岸の回り道
この季節になると思い出す都々逸です。この作者にいったい何があったのか?あれこれと作者の来し方を妄想しながら秋の田舎道を散歩するのが彼岸の定番の楽しみです。





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by tou-kasho | 2017-09-22 23:38 | 日々の暮らし

秋の断片

の花が散り、路傍を薄紫に染めるのと時を同じくして玉簾や韮の花が咲き始めました。

台風18号は大分にも大雨をもたらしましたが、風は然程でも無く、虫の音だけの穏やかな夜が戻りました。お見舞いの連絡を下さった皆様、どうもありがとうございました。


秋の断片を切り取った写真を2枚。
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花:龍の髭 花器:エチオピア刳貫き箱


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秋刀魚 四角豆 栗ご飯 梨(豊水)

一二三まと四角豆五はんあっても六かご七し八ま九り入れたら十とうできた これぞ秋飯数え唄




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by tou-kasho | 2017-09-18 02:45 | 日々の暮らし

鴻鵠の志、燕の志

月14日戌の刻。

五山送り火が灯される直前の京都で長男が生まれました。

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粉青盃 萬々歳

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「鴻太郎」と命名しました。

陳勝の、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやの故事より名づけました。

長女のくぐい(鵠)とともに志を見つけ大きく羽ばたいてほしいと願っています。

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産の二日前に不思議な体験をしました。京都・岡崎の書店を出ると一羽の燕がスーッと飛んできて私の腕に止まったのです。カバンから携帯を取り出し自撮りするまでの時間、腕にとどまっていました。観光客でにぎわう街中での椿事に、周囲の人たちも驚いていました。もちろんこのような体験は人生初でした。そしてこの瞬間、無事に子どもが生まれることを確信しました。
命名には鴻の字をつけようとしていたのですが、くぐいの命名がそうであったように出産直前の出来事に敏感であった私は燕の名になにか因めないかと色々探していた中、白居易の「燕詩」に出会いました。

燕詩   白楽天
梁上有双燕  翩翩雄与雌   梁上に双燕あり   翩翩たり雄と雌と
銜泥両椽間  一巣生四児   銜泥両椽の間    一巣に四児を生ず
四児日夜長  索食声孜孜   四児日夜長じ    食を索むる声孜孜たり
青蟲不易捕  黄口無飽期   青蟲捕へ易からず  黄口飽くる期無し
觜爪雖欲弊  心力不知疲   觜爪弊れんと欲すといへども 心力疲れを知らず
須臾千来往  猶恐巣中飢   須臾千来往     猶ほ恐る巣ど中の飢を
辛勤三十日  母痩雛漸肥   辛勤三十日     母痩せ雛漸く肥ゆ
喃喃教言語  一一刷毛衣   喃喃として言語を教へ 一一毛衣をかひつくろふ
一旦羽翼成  引上庭樹枝   一旦羽翼成る     庭樹の枝に引き上ぐるに
挙翅不回顧  随風四散飛   翅を挙げ回顧せず  風に随い四散して飛ぶ
雌雄空中鳴  声尽呼不帰   雌雄空中に鳴く    声尽くるまで呼べども帰らず
却入空巣裏  啁啾終夜悲   かえりて空巣のうちに入り 啁啾して終夜悲しむ
燕燕爾勿悲  爾当返自思   燕よ燕よ汝悲しむこと勿れ 汝まさに自ら思ひ返すべし
思爾為雛日  高飛背母時   思へなんじ雛たりし日    高飛し母に背ける時を
当時父母念  今日爾当知   当時の父母の念     今日なんじまさに知るべし


この詩に出会い、子供に燕の名をつけるのをやめました。なぜなら京都の燕は私が親燕になるのだと教えに来たのだと思ったからです。子供が包蔵する潜在能力は計り知れません。私のような親燕が思い抱くより大きな志をもって未来へ羽ばたく大鳥となり、やがて巣立っていくのでしょう。あのツバメはその時が来るまで能うかぎりの心力をもって青蟲を与えよ、と激励しにきたのだと信じます。

かもめはかもめ、孔雀や鳩にはなれない。ドジョウが金魚のまねをすることはない。

燕は燕で、この子を全力で見守りたい。それが燕の志であります。


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祝福の器を作ってみました。

いつかくぐいと鴻太郎が大空に羽ばたき隠居できる余力があったなら、燕志庵(ancient《英》,ancien《仏》,年寄り)という、子供にはつけきらなかったキラキラネームを号し都々逸でも作りたい。

祝福のことばを寄せてくださった多くの方々と大仕事をやり遂げた妻に感謝したいと思います。



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by tou-kasho | 2017-08-26 13:30 | 日々の暮らし

発送完了!!

人展の作品の発送が終わり、今夏初めて海に泳ぎに行きました。誰もいない海。蝉と鳥と波と風の音。脂肪が増えた所為か昔より浮力が増し、海の中で本気で寝そうになりました。

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海の向こうに姫島


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トウモロコシが安価で手に入ったのでトウモロコシたっぷりのリゾットを作りました。
器:白磁角皿 猪牙形箸置 スッカラ

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最近出番の多い粉引祭器形向付。夏らしくガスパチョを作りました。


明日は貯め込んでしまった注文品の梱包・発送。明日も頑張ります。



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by tou-kasho | 2017-08-02 03:39 | 日々の暮らし

暑中お見舞い

い日が続きます。こう暑いと文章も出てきません。
釉薬の実験をしています。
地道な作業ですが倦まず弛まず、倒けつ転びつやっています。

皆様におかれましてもお体どうぞご自愛下さいませ。
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花:鬼百合 青楓
花器:黒釉四方徳利

雄蕊が音符のように見えます
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花:琉球朝顔 河原撫子
花器:斑粽形


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by tou-kasho | 2017-07-25 02:11 | 日々の暮らし

宗教家の訪問

津での修行時代に大変お世話になった禅僧から電話があり、急遽我が家に一泊していただきました。いつもフラットで前向きな言葉で励ましてくださる。近況と今考えうる作陶への気持ちをお伝えし、自分のいたらなさも含め全て受け止めてくださる宗教家に時を忘れ夜更けまでお付き合いいただきました。

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翌朝、「抹茶と茶筅ある?」と尋ねられお渡しすると、新作の荷葉片口を茶碗に見立てお茶を点ててくださいました。形からは想像できなかった飲みやすさと持ちやすさにびっくりしました。相変わらず自作ながら人にそのポテンシャルをご教授いただいています。

合掌


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by tou-kasho | 2017-07-21 00:42 | 日々の暮らし

ハクホウ

綱・白鵬が千代の富士の通算勝利数を抜き単独2位となった日、岡山の友人よりいただいた白鳳(ハクホウ)という名の白桃でシャーベットを作ってみました。素材が良いのでシンプルな材料で最高においしい仕上がりでした。
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また、生ハムを乗せ、パルミジャーノチーズをまぶしてみましたが、塩気が強すぎいまいちの仕上がりでした。
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白鵬の対戦相手は奇しくも千代の富士の弟子である千代翔馬。本来ならば横綱との対戦はない番付でしたが上位力士たちの怪我などで実現しました。対戦前に千代翔馬が「たとえ負けても師匠は天国で白鵬の記録を天国で喜ぶでしょう。師匠は頑張る人が好きですから。」と言っていたのが印象的でした。


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by tou-kasho | 2017-07-19 01:09 | 日々の暮らし

花火草

雨が過ぎるとすっかり夏。日中の暑さを避け夕暮れ時に庭の草刈りをしていると赤い小さな実が印象的な植物を見つけました。調べてみるとハゼラン(爆蘭)でした。この10年で初めて見つけたのですが、今までも存在していたのに気づかなかっただけかもしれません。歳のせいなのか、明らかに以前と視点が変わっています。
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花:ハゼランの実 イノモトソウ 笹
花器:鐵繪徳利
花火草の異名のように、ハゼランが花火の爆発した瞬間のようにも見えます。つられて笹の葉と徳利の鉄絵が花火の光芒、イノモトソウが打ち上がった瞬間の花火のようにも見えます。

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午後三時に花が咲くので三時草三時の貴公子とも。


雑草という名の植物はない、といいますが、最近草刈りをするのが植物に不憫な気持ちになり面倒くさい(笑)。


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by tou-kasho | 2017-07-16 02:48 | 日々の暮らし