カテゴリ:日々の暮らし( 170 )

F氏の来訪

阪の懐石料理店で10年以上の研鑽を積まれ、現在は福岡のお店で料理長をされている料理人が我が家を訪ねて来て下さいました。以前大阪での展示会があった時には昼の部の仕事を終えた後に休憩時間を割いて割烹着のまま展示会場に来てくれたものでした。その情熱が嬉しく、また器の上に来る料理に対して彼と同じように勉強をしているかと自問すると恥ずかしくなり、それ以降なるべく気になる料理店に足を運ぶようになりました。
来年には独立をする決心が固まったようで、そのほとばしる情熱に応え、私も器で微力ながら加勢させていただきたいと思います。
こういう方達と話している時は本当に楽しく刺激になります。感謝。

件ですが、エゴマが手に入ったのでひき肉で餡をこさえて韓国料理のジョンを作りました。エゴマの香味が口に広がりおいしかったです。
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料理:エゴマのジョン
器:無地皿 粉青餅型皿
た、今年は枇杷があたり年で、庭の木のものは摘果していないので小粒ですがとても美味です。
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ソアン(書案)皿に枇杷



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by tou-kasho | 2017-06-25 01:35 | 日々の暮らし

乃東枯

はミズキの花が満開です。所々に百合も咲き始めました。
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花:鉄砲百合
花入:斑粽形

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散歩道にある天神さまの夕景

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畦を歩いていると青大将が先導してくれました。

日大分で大きな地震がありましたが私の住む地域では幸いにも震度2の小さな揺れでした。沢山の方々からご心配のメッセージを頂き恐縮しています。ご心配下さりどうもありがとうございました。


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by tou-kasho | 2017-06-22 00:29 | 日々の暮らし

半夏生

歩中の畦道の脇に葉が少し白くなっている植物を見つけました。もしやと思い近づくと半夏生でした。床の間などでよく見る機会はありましたが実際に自然の中で見つけるのは初めてで感動しました。最近植物を見つける感度が高くなってきたような気がします。
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花:半夏生 雨百合 蕺(ドクダミ)
花器:鶴首
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半夏生

葉の匂いがとてもよく、ケンニプ(エゴマの葉)に似た感じがして焼肉を食べたくなりました。自分で摘み取ると季節や匂いなど視覚以外の花のメッセージを受け取ることが多々あり、その植物への想いが深くなります。





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by tou-kasho | 2017-06-19 01:34 | 日々の暮らし

お流れ

しき人をお呼びして我が家で蛍の鑑賞会をする予定でしたが、あれよあれよと蛍が一晩毎減ってきたので調べてみると、蛍は満月の夜前後にはには少なくなるのだとか。
確かに満月の夜は人影が道に濃く映るほど明るいので蛍も相手を探しづらいのでしょう。
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残念ながら鑑賞会は来年に持ち越しとなりましたが、代わりに海上に息を飲むような(携帯のカメラでは撮りきれない)満月を見ることができました。

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た室内では中村貞以の図録を鑑賞。「蛍」という作品名の、女性の少しはだけた黒地青海波紋の着物からのぞく透き通った白い肌がなんとも艶っぽい。
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貞以は2歳の時の火傷で筆を持つことができず、両手で絵筆をはさみ描いたそうですが、ハンデをむしろバネに画道を究めていったことが心の琴線に触れる作品を残す結果となったのかもしれません。

鑑賞会のお流れを慰める二つの出来事でした。



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by tou-kasho | 2017-06-14 22:52 | 日々の暮らし

多難には多南天

葵の花が梅雨入りを知らせるのと時を同じくして田に水が入り苗が植えられました。夜には待ち構えていた蛙の歓喜の大合唱が始まりました。安居の期間、仕事に没頭したいと思います。とはいうものの中々思い通り事は運ばず、仕事の面でも私生活の面でも色々と難事と対峙しています。南天は難を転ず、ということで多難には多南天が良かろうと、庭先から取った南天の花をこれでもかと大壺に投げ入れました。

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花:南天
花器:半磁壺




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by tou-kasho | 2017-06-11 22:17 | 日々の暮らし

昭和の捶發

京国立博物館で「茶の湯」展を観た同じ週に大分県立美術館で北大路魯山人展を観に行きました。京都・何必館のコレクションで魯山人の作品を引き立てる什器や軸装、志村ふくみさんのお仕覆、小林古径旧蔵の釜などの茶道具もすばらしかったです。何より「茶の湯」展とは対照的に人だかりを気にせずゆったり鑑賞できたことが嬉しかったです。
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 花器:備前旅枕 
捶發:天平古材

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花:柘榴
花器:斑粽形
捶發:昭和中古材(笑)

山人展から帰宅し、捶發が欲しくなり壊れた戸板をぶち破り早速作ってみました。天平には天平の、昭和には昭和の味わいがあります。




   







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by tou-kasho | 2017-06-06 00:42 | 日々の暮らし

蛍の季節

の季節の到来です。この季節になると毎晩家の前を流れる川沿いを散歩をします。川に架かるアーチ造りの石橋の上に立ちどまると、頭上の月星の輝きと眼下の蛍の光に挟まれながら沢の音、弓を放ったような甲高い鹿の警戒音、フクロウ、虫の音、ウシガエル、とさまざまな音が聴こえてきます。
過疎化が進み、耕作地の面積が減り川への農薬の流出が減ったことで蛍の餌となるカワニナが住みやすい環境になったという説もあるようですが、たしかに蛍の数は以前より増えている気がします。

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花:蛍袋
花器:斑扁壺
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家に入り込んだ迷い蛍 毎年数匹訪れます



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by tou-kasho | 2017-06-05 00:54 | 日々の暮らし

木山劇場初観覧

店より1ヶ月経った京都の和食店「木山」さんにガラス作家の小澄正雄さんとお邪魔してきました。メインのカウンター席で目の前で鰹節と鮪節を削り、一椀づつ出汁を引く椀ものをはじめ、一皿一皿に積み重ねてきた技術や想いが透けて見えるような料理に舌鼓をうちました。ましてやそれが自分たちが作った器と、旨い酒達と共に次々と出てきたのでたまらぬ夜となりました。
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後ろの壁にあえて掛け花が無く、視点は主演俳優に注がれます

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アコウと蓴菜の椀もの

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たたきアワビ 湯葉 わらび 
木瓜形向付(小澄正雄昨)

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イサキの焼き物

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鮎とアカシアと独活の天ぷら

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ゆりねの茶巾しぼり


日6月1日に発売された婦人画報にお店が4頁に亘り掲載されておりますので是非ご覧下さい。

木山
電話 075-255-4460
〒604-0804
京都府京都市中京区堺町通竹山町下ル西側




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by tou-kasho | 2017-06-02 22:55 | 日々の暮らし

寄席

戸詣で器売らずに油売り

東京滞在最終日は完全オフ日とし、小学校からの親友と上野鈴本演芸場に行きました。噺家の独演会は何度か行ったことがありましたが寄席は初めてで、前座、二つ目、真打ちとだんだん円熟味を増す落語の他、漫才やら紙切りやら曲芸などたっぷり4時間も楽しんで2,800円はかなりお得なエンターテインメントでした。トリは柳家さん喬師匠の「ちりとてちん」でした。
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前日には上野の国立博物館の「茶の湯」展に行きました。予想通りの大混雑の中、多くの茶盌との再会を果たし、ガラス越しの筋トレ(上下から見るためのスクワット)をしてきました。しかし、別館の東洋館でのまばらな客の中、名物ではないものの十二分にオーラを放つ美術品を静かにゆっくり鑑賞していた方が心は穏やかでした。

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よく質問があった拙作如意頭形皿の元ネタの「如意」


落語見ながらかんぴょう巻を食べていた瞬間、えもいわれぬ幸福につつまれました。




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by tou-kasho | 2017-05-30 23:28 | 日々の暮らし

そば 蕎麦 ソバ soba

京では蕎麦を食いだめしてきました。やはり東京は蕎麦の基本レベルが高い。

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展前日に自在屋の勝見さんといつもの蕎麦屋で。6時半に飲み始め、気づけばお店には他の客はおらず、掃除がはじまっていました。
持参下さった初源伊万里の盃で。なんと贅沢な時間なだったのでしょう。数々のアドバイス、本当にありがとうございます。力をぬいたストレートを打てるよう頑張らずに頑張ります!



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年ガリシアのコルベドでご一緒したメンバーで代々木上原の「山都」さんへ。ちょっとやんちゃな雰囲気ですがとても気さくな店員さん達が楽しくもてなしてくれました。


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ラーメンには高菜、の文化なので大分ではあまり出会う機会がない具材、メンマをメニューに見つけ、思わず注文。



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谷の蕎麦屋、と呼ぶには洒落すぎたお店、「雷庵」さんに。お昼のコースをいただきました。

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料理長がお気遣いくださり、拙作で白隠元の水羊羹を出してくれました。ありがたし。

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Y氏と白金の「三合菴」さんへ。


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そばはもちろん、数々の料理も美味しかったです。こしあぶらのてんぷらをはじめて食べました。タラの芽にもひけを取らないおいしさでした。


またおいしい蕎麦を食べられるようがんばろう、と気持ちを新たにした蕎麦喰い出張でした。










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by tou-kasho | 2017-05-30 00:06 | 日々の暮らし