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一時間半の船旅

牙舟の箸置のご注文を頂き、形を作り素焼きの準備をしていると、お世話になっている方から船に乗って国東半島を海側から見ないか、というお誘いをいただきました。この方の会社で取り扱う砂利を隣の豊後高田市から国東市の熊毛港まで運搬する船に乗せてもらう、という貴重な体験でした。運良く雨が上がり、今まで見たことの無い角度から国東半島をみることができました。
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猪牙舟形箸置(素焼き前)

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熊毛港
砂の積載のためにクレーンがスウィングする度に船はかなり大きく揺れ、その作業中に船内の食堂で昼食を取りました。弟子明け後独立資金を貯めるためにマグロ漁船に乗ろうと思い資料を集めていたことを思い出しました。もしマグロ漁船に乗っていたら。。。

ホベルト・メネスカル、ワンダ・サーのデュエットで「O barquinho(小舟)」








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by tou-kasho | 2017-06-25 23:32 | 音樂

F氏の来訪

阪の懐石料理店で10年以上の研鑽を積まれ、現在は福岡のお店で料理長をされている料理人が我が家を訪ねて来て下さいました。以前大阪での展示会があった時には昼の部の仕事を終えた後に休憩時間を割いて割烹着のまま展示会場に来てくれたものでした。その情熱が嬉しく、また器の上に来る料理に対して彼と同じように勉強をしているかと自問すると恥ずかしくなり、それ以降なるべく気になる料理店に足を運ぶようになりました。
来年には独立をする決心が固まったようで、そのほとばしる情熱に応え、私も器で微力ながら加勢させていただきたいと思います。
こういう方達と話している時は本当に楽しく刺激になります。感謝。

件ですが、エゴマが手に入ったのでひき肉で餡をこさえて韓国料理のジョンを作りました。エゴマの香味が口に広がりおいしかったです。
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料理:エゴマのジョン
器:無地皿 粉青餅型皿
た、今年は枇杷があたり年で、庭の木のものは摘果していないので小粒ですがとても美味です。
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ソアン(書案)皿に枇杷



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by tou-kasho | 2017-06-25 01:35 | 日々の暮らし

乃東枯

はミズキの花が満開です。所々に百合も咲き始めました。
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花:鉄砲百合
花入:斑粽形

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散歩道にある天神さまの夕景

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畦を歩いていると青大将が先導してくれました。

日大分で大きな地震がありましたが私の住む地域では幸いにも震度2の小さな揺れでした。沢山の方々からご心配のメッセージを頂き恐縮しています。ご心配下さりどうもありがとうございました。


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by tou-kasho | 2017-06-22 00:29 | 日々の暮らし

グラナダ

ある洋画家のお孫さんとの邂逅があって、画家のアトリエを訪問し、遺品の陶器を数点頂きました。画人は1970年代にグラナダに1年滞在し製作したそうで、その時購入された陶器のようです。グラナダはスペイン語で柘榴の意。果実の名前がそのまま都市名。レコンキスタ終焉の地。アルハンブラ宮殿。へネラリフェ。タレガ。。。
然程特別な器ではありませんが、数奇な人生を生きるお孫さんやグラナダ滞在の思い出を携え、たまに我が家の床の間を飾ります。
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花:柘榴
花器:グラナダ焼軟陶壺

錫釉にコバルトと銅で柘榴文が描かれており、ちょうど柘榴の花が満開だったので取り合わせてみました。MANZANILLA(カモミール)の表記。

光と影のコントラストが強烈な国の陶器は柘榴の花も受け止めてくれました。


トレモロができたら人生がもっとドラマティックになるだろうにと思います。


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by tou-kasho | 2017-06-20 04:35 | 音樂

半夏生

歩中の畦道の脇に葉が少し白くなっている植物を見つけました。もしやと思い近づくと半夏生でした。床の間などでよく見る機会はありましたが実際に自然の中で見つけるのは初めてで感動しました。最近植物を見つける感度が高くなってきたような気がします。
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花:半夏生 雨百合 蕺(ドクダミ)
花器:鶴首
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半夏生

葉の匂いがとてもよく、ケンニプ(エゴマの葉)に似た感じがして焼肉を食べたくなりました。自分で摘み取ると季節や匂いなど視覚以外の花のメッセージを受け取ることが多々あり、その植物への想いが深くなります。





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by tou-kasho | 2017-06-19 01:34 | 日々の暮らし

お流れ

しき人をお呼びして我が家で蛍の鑑賞会をする予定でしたが、あれよあれよと蛍が一晩毎減ってきたので調べてみると、蛍は満月の夜前後にはには少なくなるのだとか。
確かに満月の夜は人影が道に濃く映るほど明るいので蛍も相手を探しづらいのでしょう。
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残念ながら鑑賞会は来年に持ち越しとなりましたが、代わりに海上に息を飲むような(携帯のカメラでは撮りきれない)満月を見ることができました。

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た室内では中村貞以の図録を鑑賞。「蛍」という作品名の、女性の少しはだけた黒地青海波紋の着物からのぞく透き通った白い肌がなんとも艶っぽい。
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貞以は2歳の時の火傷で筆を持つことができず、両手で絵筆をはさみ描いたそうですが、ハンデをむしろバネに画道を究めていったことが心の琴線に触れる作品を残す結果となったのかもしれません。

鑑賞会のお流れを慰める二つの出来事でした。



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by tou-kasho | 2017-06-14 22:52 | 日々の暮らし

多難には多南天

葵の花が梅雨入りを知らせるのと時を同じくして田に水が入り苗が植えられました。夜には待ち構えていた蛙の歓喜の大合唱が始まりました。安居の期間、仕事に没頭したいと思います。とはいうものの中々思い通り事は運ばず、仕事の面でも私生活の面でも色々と難事と対峙しています。南天は難を転ず、ということで多難には多南天が良かろうと、庭先から取った南天の花をこれでもかと大壺に投げ入れました。

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花:南天
花器:半磁壺




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by tou-kasho | 2017-06-11 22:17 | 日々の暮らし

両党づかい

年のガリシア訪問後のスペイン出国の際、空港でドライシェリーを買おうとして何を血迷ったか極甘口シェリーを購入してしまいました。決して嫌いではありませんがあまり減ることも無く家に長いこと鎮座ましましていました。先日ふとアイスにかけてみたらどうだろうと思い立ち、早速胡桃、カシューナッツ、アーモンドを砕きトッピングしてその上からこのシェリーをかけてみると、まあおいしいこと。これはまずい組み合わせを発見してしまいました。
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酒:NECTAR Pedro Ximénez種 Gonzalez Byass
器:荷盞

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器:斑角皿

(はたはた)の干物を頂き、すこし炙って酒の肴に。

私は飲み手と逆の手でお菓子をわしづかみにできる欲張りな人間です。


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by tou-kasho | 2017-06-11 00:34

昭和の捶發

京国立博物館で「茶の湯」展を観た同じ週に大分県立美術館で北大路魯山人展を観に行きました。京都・何必館のコレクションで魯山人の作品を引き立てる什器や軸装、志村ふくみさんのお仕覆、小林古径旧蔵の釜などの茶道具もすばらしかったです。何より「茶の湯」展とは対照的に人だかりを気にせずゆったり鑑賞できたことが嬉しかったです。
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 花器:備前旅枕 
捶發:天平古材

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花:柘榴
花器:斑粽形
捶發:昭和中古材(笑)

山人展から帰宅し、捶發が欲しくなり壊れた戸板をぶち破り早速作ってみました。天平には天平の、昭和には昭和の味わいがあります。




   







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by tou-kasho | 2017-06-06 00:42 | 日々の暮らし

蛍の季節

の季節の到来です。この季節になると毎晩家の前を流れる川沿いを散歩をします。川に架かるアーチ造りの石橋の上に立ちどまると、頭上の月星の輝きと眼下の蛍の光に挟まれながら沢の音、弓を放ったような甲高い鹿の警戒音、フクロウ、虫の音、ウシガエル、とさまざまな音が聴こえてきます。
過疎化が進み、耕作地の面積が減り川への農薬の流出が減ったことで蛍の餌となるカワニナが住みやすい環境になったという説もあるようですが、たしかに蛍の数は以前より増えている気がします。

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花:蛍袋
花器:斑扁壺
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家に入り込んだ迷い蛍 毎年数匹訪れます



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by tou-kasho | 2017-06-05 00:54 | 日々の暮らし