秋の断片

の花が散り、路傍を薄紫に染めるのと時を同じくして玉簾や韮の花が咲き始めました。

台風18号は大分にも大雨をもたらしましたが、風は然程でも無く、虫の音だけの穏やかな夜が戻りました。お見舞いの連絡を下さった皆様、どうもありがとうございました。


秋の断片を切り取った写真を2枚。
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花:龍の髭 花器:エチオピア刳貫き箱


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秋刀魚 四角豆 栗ご飯 梨(豊水)

一二三まと四角豆五はんあっても六かご七し八ま九り入れたら十とうできた これぞ秋飯数え唄




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# by tou-kasho | 2017-09-18 02:45 | 日々の暮らし

極上の湯盌展 2017

持ちのいい季節になってまいりました。個展と注文品の作品作りに、焦りながらも日々取り組んでいます。
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中休み窯と稲穂と秋の空

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散歩道にも秋の気配

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散歩道で千日草を採ってきました。

年も極上の湯碗展の季節です。寛ぎのひとときにお気に入りの湯呑みを見つけていただけたら幸いです。
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極上の湯盌展

※写真の湯盌は川喜田半泥子作。

於:しぶや黒田陶苑
会期:2016年9月8日(金)~9月12日(火) 
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-16-14メトロプラザ1F
Tel:03-3499-3225
11:00~19:00





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# by tou-kasho | 2017-09-09 00:10 | 展示會

双頭ノ酒器展 2017

年も双頭の酒器展の季節がやって来ました。
備前の徳利、唐津のぐい呑み。

物故作家を含め、知名度の高い方達ばかりでいつも緊張します。
どうかご高覧下さいませ。
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於:しぶや黒田陶苑
会期:2016年9月1日(金)~9月5日(火) 
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-16-14メトロプラザ1F
Tel:03-3499-3225
11:00~19:00

出品予定作家(敬称略 順不同)

北大路魯山人
加藤土師萌
小山冨士夫
十二代中里太郎右衛門(中里無庵)

金重素山 金重道明 西岡小十

金重愫 金重有邦 隠崎隆一
金重巖 高力芳照

田中佐次郎
浜本洋好 丸田宗彦 
梶原靖元 西川弘敏
内田鋼一 菊池克
矢野直人 鈴木都


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# by tou-kasho | 2017-08-31 01:59 | 展示會

鴻鵠の志、燕の志

月14日戌の刻。

五山送り火が灯される直前の京都で長男が生まれました。

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粉青盃 萬々歳

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「鴻太郎」と命名しました。

陳勝の、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやの故事より名づけました。

長女のくぐい(鵠)とともに志を見つけ大きく羽ばたいてほしいと願っています。

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産の二日前に不思議な体験をしました。京都・岡崎の書店を出ると一羽の燕がスーッと飛んできて私の腕に止まったのです。カバンから携帯を取り出し自撮りするまでの時間、腕にとどまっていました。観光客でにぎわう街中での椿事に、周囲の人たちも驚いていました。もちろんこのような体験は人生初でした。そしてこの瞬間、無事に子どもが生まれることを確信しました。
命名には鴻の字をつけようとしていたのですが、くぐいの命名がそうであったように出産直前の出来事に敏感であった私は燕の名になにか因めないかと色々探していた中、白居易の「燕詩」に出会いました。

燕詩   白楽天
梁上有双燕  翩翩雄与雌   梁上に双燕あり   翩翩たり雄と雌と
銜泥両椽間  一巣生四児   銜泥両椽の間    一巣に四児を生ず
四児日夜長  索食声孜孜   四児日夜長じ    食を索むる声孜孜たり
青蟲不易捕  黄口無飽期   青蟲捕へ易からず  黄口飽くる期無し
觜爪雖欲弊  心力不知疲   觜爪弊れんと欲すといへども 心力疲れを知らず
須臾千来往  猶恐巣中飢   須臾千来往     猶ほ恐る巣ど中の飢を
辛勤三十日  母痩雛漸肥   辛勤三十日     母痩せ雛漸く肥ゆ
喃喃教言語  一一刷毛衣   喃喃として言語を教へ 一一毛衣をかひつくろふ
一旦羽翼成  引上庭樹枝   一旦羽翼成る     庭樹の枝に引き上ぐるに
挙翅不回顧  随風四散飛   翅を挙げ回顧せず  風に随い四散して飛ぶ
雌雄空中鳴  声尽呼不帰   雌雄空中に鳴く    声尽くるまで呼べども帰らず
却入空巣裏  啁啾終夜悲   かえりて空巣のうちに入り 啁啾して終夜悲しむ
燕燕爾勿悲  爾当返自思   燕よ燕よ汝悲しむこと勿れ 汝まさに自ら思ひ返すべし
思爾為雛日  高飛背母時   思へなんじ雛たりし日    高飛し母に背ける時を
当時父母念  今日爾当知   当時の父母の念     今日なんじまさに知るべし


この詩に出会い、子供に燕の名をつけるのをやめました。なぜなら京都の燕は私が親燕になるのだと教えに来たのだと思ったからです。子供が包蔵する潜在能力は計り知れません。私のような親燕が思い抱くより大きな志をもって未来へ羽ばたく大鳥となり、やがて巣立っていくのでしょう。あのツバメはその時が来るまで能うかぎりの心力をもって青蟲を与えよ、と激励しにきたのだと信じます。

かもめはかもめ、孔雀や鳩にはなれない。ドジョウが金魚のまねをすることはない。

燕は燕で、この子を全力で見守りたい。それが燕の志であります。


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祝福の器を作ってみました。

いつかくぐいと鴻太郎が大空に羽ばたき隠居できる余力があったなら、燕志庵(ancient《英》,ancien《仏》,年寄り)という、子供にはつけきらなかったキラキラネームを号し都々逸でも作りたい。

祝福のことばを寄せてくださった多くの方々と大仕事をやり遂げた妻に感謝したいと思います。



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# by tou-kasho | 2017-08-26 13:30 | 日々の暮らし

在洛顛末 其の四


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陶人展開催時は下鴨神社の古本市と重なります。お目当ての本はありませんでしたが、ただ本の森の中を歩き回るだけで楽しかったです。


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川口美術内で大西先生が煎茶席を設けて下さいました。以前、水出しの滴々(凝縮された数滴の茶を味わう)をいただきましたが、今回は熱い滴々を。
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先生の右脇にあるのは茶籠で元は中国の骨董で医者の通い籠だったそうです。涼炉も銅製の折りたたみ式。洒落てます。

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川口美術のショーウィンドウ。チョガッポ(韓国のパッチワークの風呂敷)と白磁壺の白に唐胡麻の茎の赤さが美しい。

今回も沢山の人やモノや場所との出会いがありました。主体的に動けば必ずや然るべき出会いがある、という確信を深めました。感謝。

在洛顛末ー完ー
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# by tou-kasho | 2017-08-25 01:38 | 展示會