お流れ

しき人をお呼びして我が家で蛍の鑑賞会をする予定でしたが、あれよあれよと蛍が一晩毎減ってきたので調べてみると、蛍は満月の夜前後にはには少なくなるのだとか。
確かに満月の夜は人影が道に濃く映るほど明るいので蛍も相手を探しづらいのでしょう。
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残念ながら鑑賞会は来年に持ち越しとなりましたが、代わりに海上に息を飲むような(携帯のカメラでは撮りきれない)満月を見ることができました。

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た室内では中村貞以の図録を鑑賞。「蛍」という作品名の、女性の少しはだけた黒地青海波紋の着物からのぞく透き通った白い肌がなんとも艶っぽい。
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貞以は2歳の時の火傷で筆を持つことができず、両手で絵筆をはさみ描いたそうですが、ハンデをむしろバネに画道を究めていったことが心の琴線に触れる作品を残す結果となったのかもしれません。

鑑賞会のお流れを慰める二つの出来事でした。



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# by tou-kasho | 2017-06-14 22:52 | 日々の暮らし

多難には多南天

葵の花が梅雨入りを知らせるのと時を同じくして田に水が入り苗が植えられました。夜には待ち構えていた蛙の歓喜の大合唱が始まりました。安居の期間、仕事に没頭したいと思います。とはいうものの中々思い通り事は運ばず、仕事の面でも私生活の面でも色々と難事と対峙しています。南天は難を転ず、ということで多難には多南天が良かろうと、庭先から取った南天の花をこれでもかと大壺に投げ入れました。

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花:南天
花器:半磁壺




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# by tou-kasho | 2017-06-11 22:17 | 日々の暮らし

両党づかい

年のガリシア訪問後のスペイン出国の際、空港でドライシェリーを買おうとして何を血迷ったか極甘口シェリーを購入してしまいました。決して嫌いではありませんがあまり減ることも無く家に長いこと鎮座ましましていました。先日ふとアイスにかけてみたらどうだろうと思い立ち、早速胡桃、カシューナッツ、アーモンドを砕きトッピングしてその上からこのシェリーをかけてみると、まあおいしいこと。これはまずい組み合わせを発見してしまいました。
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酒:NECTAR Pedro Ximénez種 Gonzalez Byass
器:荷盞

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器:斑角皿

(はたはた)の干物を頂き、すこし炙って酒の肴に。

私は飲み手と逆の手でお菓子をわしづかみにできる欲張りな人間です。


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# by tou-kasho | 2017-06-11 00:34

昭和の捶發

京国立博物館で「茶の湯」展を観た同じ週に大分県立美術館で北大路魯山人展を観に行きました。京都・何必館のコレクションで魯山人の作品を引き立てる什器や軸装、志村ふくみさんのお仕覆、小林古径旧蔵の釜などの茶道具もすばらしかったです。何より「茶の湯」展とは対照的に人だかりを気にせずゆったり鑑賞できたことが嬉しかったです。
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 花器:備前旅枕 
捶發:天平古材

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花:柘榴
花器:斑粽形
捶發:昭和中古材(笑)

山人展から帰宅し、捶發が欲しくなり壊れた戸板をぶち破り早速作ってみました。天平には天平の、昭和には昭和の味わいがあります。




   







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# by tou-kasho | 2017-06-06 00:42 | 日々の暮らし

蛍の季節

の季節の到来です。この季節になると毎晩家の前を流れる川沿いを散歩をします。川に架かるアーチ造りの石橋の上に立ちどまると、頭上の月星の輝きと眼下の蛍の光に挟まれながら沢の音、弓を放ったような甲高い鹿の警戒音、フクロウ、虫の音、ウシガエル、とさまざまな音が聴こえてきます。
過疎化が進み、耕作地の面積が減り川への農薬の流出が減ったことで蛍の餌となるカワニナが住みやすい環境になったという説もあるようですが、たしかに蛍の数は以前より増えている気がします。

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花:蛍袋
花器:斑扁壺
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家に入り込んだ迷い蛍 毎年数匹訪れます



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# by tou-kasho | 2017-06-05 00:54 | 日々の暮らし