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金継ぎ

先月の話になりますが、京都のグループ展で関西に上った際、大阪で金継ぎを4日間勉強してきました。
というのも、スペインの友人の紹介で、スペインの陶芸家が日本で金継ぎを習いたいとのことだったので私も便乗して一緒に勉強することに。
私が4日以上時間が確保できなかったので、お世話になった加藤次彦先生(金継ぎをするために生まれてきたようなお名前!)が、折角スペインから学びに来るのだから、と最強の詰め込みプログラムを用意してくれました。
お陰で用途に応じた漆を作る工程から最後の金粉を蒔くところまでたどり着くことができました。各工程でなぜその作業を今しているのか?容赦ない問いがビシバシ飛んできて、さらに通訳もしていたのでかなり疲れましたが、最高に充実した時間を過ごしました。宿題も多く残っているので近々仕上げたいと思います。
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生漆に小麦粉を混ぜ込み、糊漆を作る工程。これ以外にコクソ漆(大きく欠損した部分のボディーとなる)・錆漆(コクソよりきめ細かい)も作らせてもらう。
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持参した割れた盃
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糊漆で接着し、ゴム・テープで固定・風呂(乾燥室)で乾燥させる
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中塗りが終わった状態。ここにたどり着くまでにだいぶ端折っていますがいくつもの工程と汗と涙が。。。
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帰宅後、生まれて初めて「金」を買いました。時価でグラム5,470円ナリ!これから弁柄漆を塗り、金を蒔きます。
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鉄絵の瓶の裏側にできたクラックを錆漆で埋めました。鉄絵の色とマッチしているのでこれで完成としました。裏側に十字架なので銘は「隠れキリシタン」かな。
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左からお世話になった加藤先生(角材でビシバシしごかれました)・バルセロナから来た陶芸家カテリーナさん(これからギャラリー桃青でも彼女の作品が見られる予定です)・私

ちなみに二人とも運よく漆にはかぶれない体質でした。


最後に、この無茶なプロジェクトにご尽力くださいました加藤先生とうつわ文居の東さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
by tou-kasho | 2012-09-09 01:38 | 日々の暮らし