人気ブログランキング |

梅鶯の候

個展も終わり、あたふたと箱書きやらなんやらしているうちにすっかり
梅鶯の候、散歩道の梅も咲き匂い、多様な鳥たちが早春を謳歌しています。
そんな季節の移ろいを楽しむ暇も無く、来月の二つの展示会に向け、
作陶の日々であります。
そういう時に限って面白い展覧会があるもので、欲望に負けて福岡に
2つの展覧会を見に行きました。
d0247023_23494683.jpg
一つめは九州国立博物館で開催中の『ボストン美術館 日本美術の至宝』
大宰府天満宮の梅が見頃ということもあり、会場は大盛況。
d0247023_2350632.jpg
奈良・平安の仏画や曽我蕭白のダイナミックな墨画もすばらしかったのですが、岡倉天心の眼光の鋭さもインパクトがありました。西洋文明がなだれ込んできた文明開化の時代にいち早く日本の文化財を保護しようとした先見性、意志の強さを感じます。
d0247023_23505275.jpg
二つめは福岡市美術館で開催中の『緑青の美 東南アジアの青銅美術展』
東南アジアへ400回以上行かれたという別府在住の山村氏のコレクションを中心に東南アジアの青銅の仏像や装飾品を200点以上展示。日本でこのテーマでの展覧会は非常に珍しいものだそうです。
d0247023_23521538.jpg
この日は山村氏によるカンボジアの遺跡群について講演がありました。氏の遺跡踏査のアドベンチャーのスライドがメインで、巨大ヒルや虎の足跡にもめげず道なき道を進む氏の遺跡への情熱が伝わってきました。2時間の講演は映画を一本見終わったような充実した内容でした。
d0247023_23512532.jpg
美術館の一室ではこの展覧会の協力者でもある三昧堂ご亭主が東南アジア呈茶を。
しゃれとんしゃーです。お菓子はおいしいドライフルーツでした。
舟形風炉(宮崎寒雉)、雲龍釜(九兵衛)、水指(ハンネラ)、棗(キンマ)、
茶碗(ベトナム安南)、蓋置(菩提樹)、風呂先(カンボジア古裂)

もし市美術館に行かれる方は松永耳庵コレクションもお見逃し無く。
古信楽のいい焼け肌のものがありました。
by tou-kasho | 2013-02-28 00:48 | 日々の暮らし