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酔っ払いと綱渡り芸人

有難い事に昨年から多くの展示会に出品する機会をいただいています。しかしながらまだまだ大分の土は歩留まりが悪く中々計算どおりにはいきません。毎回展示前までギリギリの戦いが続きます。夜はお酒の力を借りてもうひと踏ん張り、事務仕事に勤しんでおります。

そんな私の現状にピッタリな曲名、
O Bêbado e a Equilibrista (酔っ払いと綱渡り芸人)
20年前に出会ったブラジルの歌手ジョアン・ボスコの楽曲です。

曲も大好きですが、社会派詩人、アルジール・ブランキの歌詞がとても良いです。実は歌詞の中には当時のブラジルの軍事政権への痛々しくも美しい批判のメタファーが散りばめられていますが、興味のある方はコチラへどうぞ。
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O Bêbado e a Equilibrista (JOÃO BOSCO)


好きな歌詞の一部をご紹介します。

Mas sei, que uma dor          でも私は知っている
Assim pungente              こんな胸を刺す痛みが
Não há de ser inutilmente      無駄にはならないことを
A esperança...               希望が踊っている  

Dança na corda bamba        サーカス小屋の緩んだ縄の上で
De sombrinha              次の一歩が命取りになるかもしれない
E em cada passo
Dessa linha
Pode se machucar...

Azar!                       運命の女神よ!
A esperança equilibrista        希望という名の綱渡り芸人は知っている
Sabe que o show             すべての芸人のショーは 
De todo artista               それでも続けられなければならないことを!
Tem que continuar...

芸人であろうとなかろうと、全ての人生が綱渡りのショーであり、一人一人がそのショーの主人公であるとするならば、グラグラになりながらも次の一歩を踏み出さなければならないのでしょう。

この歌詞を2年前の震災で全てを失い、未だPTSDの渦中にいる私の友人に贈ります。もし読んでくれているならば。
by tou-kasho | 2013-03-14 01:43 | 音樂