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新しい土を求めて

先週末に唐津で興味深い勉強会がありました。

文部科学省科学技術戦略推進費地域再生人材創出拠点の形成プログラム<戦略的発想能力を持った唐津焼産業人材養成>通称 佐賀大学「ひと・もの作り唐津」プロジェクト
(めちゃ長い名前!!)の一環で古唐津の陶片を科学分析(定量・定性分析・顕微鏡による観察等)したものが分析集として纏められ、関係者による公開シンポジウムが行われました。

陶芸家を志す人は得てしてロマンティックな夢を追いかけ、ビジネスマインドや科学的な考察をおざなりにしてしまいがちですが(私は典型的なこちらのタイプ)、今回この勉強会に出席してもう一度自分の土を見直してみようと思いました。
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早速帰宅してから、現在使っている大分の山土とそれに混ぜる山砂を窯業試験場で検分してもらいました。
現在のところわかったことは、
①この山土はの含水率測定結果30.56%(市販の天草撰上陶土の含水率は23.0%!) と異常に水分が多い。(私見ではおそらくモンモリロナイト成分が多い)
②山砂は長石主体の珪砂との混合物。
③ひび割れが良く起こっていたのですが、含水率が高いため、焼成前の乾燥収縮時に目に見えないひび割れが起こっていた。

本当は定量・定性分析の依頼をしようと思っていたのですが、どうやらその前に山砂の配合や粒度を調整することで改善が見られそうなので、現在いそいそと山砂の配合を変えたテストピースを作成中です。土が変われば釉薬の調整もしなおさなければならず、仕事量を考えるとめまいがするのですが、一歩一歩前に進むしかありません。。。新しい土との出会いを夢見てガンバリマス!
by tou-kasho | 2013-05-19 02:14 | 仕事