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ラスト タンゴ イン オオイタ

その昔、ギドン・クレーメルのチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲(ベルリン・フィル/ロリン・マゼール指揮/1979/DG)を聞いてヤラレタ事がありました。それ以来、他の演奏を聴いてもそれ以上の感動を味わったことがありません。しかしこの音源を無くしてしまい、なかなか探し出せません。(どなたか情報があればご教示ください。)
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そのクレーメルが今年の別府アルゲリッチ音楽祭に来る、ということで三年ぶりに音楽祭に行きました。御年67歳。
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プログラムはヴァインベルクとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
ライトなクラシック・ファンの私にはヴァインベルクは難解すぎました。。
その辺も考慮してくれたのか、アンコールはクロイツェル、プリギエラ(ラフマニノフ)と続きました。
そして最大のサプライズが待ち受けていました。アンコール3曲目に突入!しかもアルゲリッチとクレーメルがピアソラを演奏したのでした!長年の2人の友情(愛情)をアルゲリッチの
母国の曲で協奏してみせ、枯淡の官能でファンを魅了してくれました。
この二人のピアソラを大分で聴く機会はおそらくもうないだろうな。。
生涯忘れ得ない時間を過ごすことができました。

後日、母親も先行して先月サントリー・ホールでのクレーメルのコンサートを聴いていたことを知り、より嬉しくなりました。そちらもアンコールのスイス民族音楽がすばらしかったようで、親子でアンコールにやられました。
by tou-kasho | 2014-05-08 23:24 | 音樂

陶芸家 菊池克の雑記帖


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