ちかっぱ

る骨董屋の主人が器を見る際に、本に書いてあるような鑑賞ポイントや約束事から一旦離れ、自由に鑑賞する楽しさを話してくださった。
それをボクシングでいうならば、力が入ったパンチでは実は相手は倒せず、力の抜けた切れのあるパンチこそが効果的であることに例えていらっしゃった。
諸々の「こうあるべき」という力みから自分を解放し、スッと作り上げたものに美が備わることに通ずる気がして感銘を受けた旨を後日手紙に書きました。
すると、丁寧なお返事を下さり、「力の抜けたパンチのための力をつける大切さ」について書いてくださった。
そうか、力を抜く為にはそこに行きつくまでのありとあらゆる力みの過程を経なければ、抜く為の力さえ無いのか、と気づかされた。
今は肩にガチガチに力の入った器しか作れていないのかもしれない。しかし、自分でも力を抜くことさえ忘れた時、ふわっと出来上がるであろうものにいつか出会うため、今日も明日も器を力一杯作り続けていこうと思います。

前置きが長くなりましたが、しぶや黒田陶苑さんで2回目の個展です。

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菊池克展

:しぶや黒田陶苑
会期:2015年10月9日(金)~13日(火)
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-16-14メトロプラザ1F
Tel:03-3499-3225
11:00~19:00

全日在廊します。

去年とは違うプレッシャーの中、ちかっぱ作った作品を並べます。

どうぞお立ち寄りくださいませ。
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by tou-kasho | 2015-09-27 23:58 | 展示會

陶芸家 菊池克の雑記帖


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