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タンスに蟾蜍事件

子時代、名護屋城趾で師匠家族と弟子で花見をしたものでした。今思えば海の向こうの大陸覇権の野望を抱いて戦国武将が集い、茶会などしていたであろう場所での贅沢な花見でした。
その時、彼の地に立っていた難解な石碑をすらすらと読む老紳士がいました。
私にはロゼッタ・ストーンのようなものだったものを涼しい顔で読む姿を「かっこええ!」と思ったのが古文書を読めるようになりたい、と思った原体験でありました。あれから幾星霜。いまだに大して読めませんが、半歩ぐらいは先に進みました。
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願っていると叶うもので、大分の骨董の会で古文書の先生と面識を得ました。
私が小学校低学年の頃、家の近くの国文学研究資料館の裏の池に忍び込み、大きなヒキガエルを持ち帰り家のタンスに隠して母を驚かせていたのと同時期に、彼女は同地で勉学に勤しんでいたというのも不思議なご縁です。資料館は現在移転し、跡地は文庫の森となりました。先生からいただいたテキストで少しづつ勉強しています。
文字は「むめ(武免の変体仮名)」→うめです。
文字が読めていちょびる、というよりも素敵な箱書きをお客様にお届けできるようになる、というのが最終的な目標です。
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花:むめ
花器:掛分花入

by tou-kasho | 2016-02-27 15:32 | お稽古