菊池克展のおしらせ

日無事窯焚きを終えました。

英語のtantalizeとはギリシャ神話に出てくるタンタロスが、犯した罪ゆえ神々に冥府に投げ込まれ、首まで水に浸りながら水を飲めず、実った果実が頭上にありながらその果実を食べられぬ永遠の饑餓の罰を受けている様子に語源を持つ「じらして苦しめる」という意味の動詞だそうですが、まさにこの瞬間、煉瓦で隔てられた窯の内部にとどまる我が子達の無事の帰還を祈る私こそ国東のタンタロスであります。

今回の窯焚きは11月18日より始まる個展の器がメインで、そのDMが届きましたのでお知らせ致します。

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菊池克展
会期:2016年11月18日(金)~22日(火)
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-16-14メトロプラザ1F
Tel:03-3499-3225
11:00~19:00
全日在廊します。


そしてDMの裏面にはこんな言葉が添えられていました。
 
「修行の地から離れ、大分国東にてゼロからの出発。
 地の土で何がつくれるか・・・全く見えない状態が
 どれほど続いただろう。
 窯を築いて八年、短いようで長い月日の流れの中、
 誰のものでもない菊池克の陶ものが少しずつ世の中に
 しみこんできているのを感じるようになった。」

DMが手元に届いたとき目頭が熱くなりました。この数ヶ月の張り詰めた気持ちが弛緩した気がしたからかもしれません。


東京で皆様にお目にかかれますこと、心より楽しみにしております。








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by tou-kasho | 2016-11-07 14:22 | 展示會

陶芸家 菊池克の雑記帖


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