師匠が彼岸へ旅立ち今月13日で5年が経ちました。2年前だったでしょうか、墓前に自作の盃を捧げ立ち去ったのですが、後日奥様にその盃が下に落ちて割れていたとお聞きしました。確かにその盃は尻が軽く、強風に煽られたものと察します。「こやんか盃でよかと思いよっとや?」と、死してなお不出来な私を叱責しているように思い震え上がりました。前日には霊前に手を合わせ、命日には墓前に新たな安定感のある盃を奉納しマッコリを献盃してきました。
ちょうど12日に古唐津研究交流会の総会が唐津の海幸寿司でありました。最近同世代のメンバーは忙しく、久々の再会となりました。寂しくもありますが、便りの無いのはいい便りであります。
また、矢野直人氏の工房にはじめて訪問することができました。海を一望できる高台という素晴らしい立地。登り窯もリストアしたそうで、ますます充実した作陶生活の様子が伝わってきました。
大分に帰り箱書きやら次の展示会の準備で大わらわ。それでも14日の夜はお茶の勉強会にてこんな愉しいお菓子をいただくことができました。12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日ということで三昧堂さんが太宰府の藤丸さんに陣太鼓のお菓子を特注したそうです。
まだまだ年内にやりたいこと、やらねばならないことがてんこ盛りです。ありがたいことです。