秋の夜、書にふける静謐なひと時もいい美味しい秋の肴で盃をかたむけるもいい傍らには摘んだ花が生き生きとしているふんわりとした夢のような時を想像する作り手は、その夢の手助けをするようなものなのかもしれないその為に今夜も灯の下、黙々と轆轤を廻す彼を思わずにはいられない(DMより)
月光さやけき夜の窯焚きを終えた直後の、鏡に映る煤だらけの自分の顔は苦みばしったいい男でしたが、数時間後にはいつもの凡庸な中年男に戻りました。例年どおりドタバタの個展準備を終え今年もしぶや黒田陶苑の個展が始まろうとしています。早いもので5回目となりました。この5年で深化したものに新たな作品を加えお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

菊池克陶展
2018年11月30日(金)~12月4日(火)於)しぶや黒田陶苑 11:00~19:00