蜃気楼

代中国で「蜃(しん)」という蛤(はまぐり)の怪物が「気」を吐いて「楼」を出現させたという伝説から蛤形の向付にこんな絵を描いてみました。

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蜃気楼向付


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二代目歌川国貞「春季 蜃気楼」





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# by tou-kasho | 2018-05-10 02:35 | 作品

二人展のお知らせ

金週間とは名ばかりの泥土週間を過ごしております。二人展のお知らせです。フタモノをお題としていただき、最後の窯焚きにその成果を待っています。

いざや行かむ寧楽の都

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菊池克(陶)・小澄正雄(硝子)二人展
~フタモノ~

日時:5月11日(金)~20日(日)
※16日(水)は休み
11:00~18:00(最終日は16時まで)
作家在廊日:11日・12日
於:やきものギャラリー文居

どうぞよろしくお願いいたします。



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# by tou-kasho | 2018-05-02 23:54 | 展示會

さざ波のように

回のブログ更新から1カ月たってしまいました。
この間、作陶、二つの展示会の準備、展示、後片付けをして、子供の面倒を見たり事務処理をしていたら中々ブログにまで手が回らずにいました。
ブログを読んでくださっている方々からも沢山お声を掛けられました。時間が前後するかもしれませんが、少しづつ頭の中に溜まっているものを出していこうと思います。

さて、唐突ですが、島倉千代子の「愛のさざなみ」という曲があります。
1968年の作品。なかにし礼作詞、浜口庫之助作曲。

この世に神様が 本当にいるなら
あなたに抱かれて 私は死にたい
ああ 湖に 小舟がただひとつ
やさしく やさしく くちづけしてね
くり返す くり返す さざ波のように

久々にラジオでこの曲が流れていて、イントロがママス&パパスの「マンデー・マンデー」に似ていると思い、ネットで調べてみました。
するとやはりハマクラさんがこの曲の影響下にイントロを作り、レコーディングはLAでなされ、ドラムには「マンデー・マンデー」でも起用されたスタジオミュージシャン、ハル・ブレインが入っていたことがわかりました。



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漣向付

判明したことがなんだか嬉しくて、こんな向付をつくりました。



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なかにし礼の歌詞、二番も三番もなんかいいです。歌詞に出てくる小舟をイメージした箸置きとさざ波から想起されるアサリを菜の花のおひたしに合わせてみました。
だから何?と言われるとそれまでですが。。。



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お千代さんの儚げな声に癒されます。ジャケもサイケで時代を感じます。


桑名正博のエロさ、少しでもお裾分けしてもらいたい(笑)





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# by tou-kasho | 2018-04-23 01:00 | 作品

ボーダーレスなやつら

前の投稿にも書きましたが、チョスンサジャという冥界の使者が朝鮮の民間信仰に登場します。民間信仰ゆえ複数の美術館の学芸員の方々にお聞きしましたが資料は少なかったです。西洋に登場する「Reaper」のような鎌を持った姿に人が震え上がる、という死神ではなく、古典落語に登場するようなもっと此岸に寄り添った存在なのではないかと期待を込めて解釈しています。

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朝鮮の木偶をモチーフに、半身のみの懸陶俑にしてみました。前半身は此岸に後半身は彼岸に。そのボーダーを容易く超越する姿にどこか救われた気分になります。

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天も作ってみました。栩栩然(くくぜん。ひらひらと自由に、愉快に飛ぶさま)という言葉が思い浮かびます。


インフルエンザで病床に臥している間、飛天やらチョスンサジャやら、夢と現の境あたりで遊んでいる存在に心を馳せていました。



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# by tou-kasho | 2018-03-20 02:46 | 作品

日本橋

月11日まで川越市立美術館で小村雪岱展が開催されていました。飛んで行きたい気持ちでしたが都合が合わず行かず仕舞いでした。慰みに代表作の一つでもある泉鏡花著「日本橋」の挿絵をモチーフに文房飾りをしてみました。  
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倉庫形鎮紙、胡蝶水滴、胡蝶墨床、猪牙筆架など


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日本橋檜物町から見る小網町の倉庫群でしょうか?にんべんの屋号も見えます。鏡花の日本橋を読みました。独特な文体で読み進めるのに苦労しましたが、当時の花柳界や文化を知ることができ勉強になりました。鏡花と雪岱という、同時代に生きた二人の天才によって生まれた感動的な挿絵。復刻版をいつか手に入れたいものです。


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歌川広重 名所江戸百景第46景 鎧の渡し小網町


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# by tou-kasho | 2018-03-20 02:01 | 日々の暮らし