ボーダーレスなやつら

前の投稿にも書きましたが、チョスンサジャという冥界の使者が朝鮮の民間信仰に登場します。民間信仰ゆえ複数の美術館の学芸員の方々にお聞きしましたが資料は少なかったです。西洋に登場する「Reaper」のような鎌を持った姿に人が震え上がる、という死神ではなく、古典落語に登場するようなもっと此岸に寄り添った存在なのではないかと期待を込めて解釈しています。

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朝鮮の木偶をモチーフに、半身のみの懸陶俑にしてみました。前半身は此岸に後半身は彼岸に。そのボーダーを容易く超越する姿にどこか救われた気分になります。

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天も作ってみました。栩栩然(くくぜん。ひらひらと自由に、愉快に飛ぶさま)という言葉が思い浮かびます。


インフルエンザで病床に臥している間、飛天やらチョスンサジャやら、夢と現の境あたりで遊んでいる存在に心を馳せていました。



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# by tou-kasho | 2018-03-20 02:46 | 作品

日本橋

月11日まで川越市立美術館で小村雪岱展が開催されていました。飛んで行きたい気持ちでしたが都合が合わず行かず仕舞いでした。慰みに代表作の一つでもある泉鏡花著「日本橋」の挿絵をモチーフに文房飾りをしてみました。  
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倉庫形鎮紙、胡蝶水滴、胡蝶墨床、猪牙筆架など


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日本橋檜物町から見る小網町の倉庫群でしょうか?にんべんの屋号も見えます。鏡花の日本橋を読みました。独特な文体で読み進めるのに苦労しましたが、当時の花柳界や文化を知ることができ勉強になりました。鏡花と雪岱という、同時代に生きた二人の天才によって生まれた感動的な挿絵。復刻版をいつか手に入れたいものです。


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歌川広重 名所江戸百景第46景 鎧の渡し小網町


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# by tou-kasho | 2018-03-20 02:01 | 日々の暮らし

竹林の散歩道

たな竹林の山道を見つけ、人と行き交うことが皆無なところが気にいっていますが、そこにこれまたお気に入りの藪椿の大木があって少し枝をいただきました。
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藪椿は木ごとに個性があり、この木の葉の艶は美事です。


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遅れて山茱萸が咲きだしたので、追加投入してみました。


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 蕗の薹 ヘタレ華瓶




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# by tou-kasho | 2018-03-19 02:24 | 日々の暮らし

自額自賛

後日から始まる京都での個展に向け、なんとか出荷できました。ブログを更新していなかったので個展前に少しアップデートします。

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顔氏家廟碑拓本(碑陰・部分)牡丹透かし文筆筒 アサギマダラ水滴 心字硯 胡蝶墨床 仏手柑 猪牙船形筆架

水滴・墨床・筆筒は焼成前のもの。顔氏家廟碑は清代中~後期拓。部分なので意味は成していませんが雰囲気を味わおうと求めました。自分の名前と妹の名前がちょうど入っている部分があったのでそれを選びました。額をオーダーしたのですが、あまり好きになれず、結局家に打っ棄っていた和箪笥の戸板をぶち抜き自作しました。
中々なイキフンの額になったのではないかと自負しています。



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牡丹に蝶


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# by tou-kasho | 2018-03-19 01:43 | 日々の暮らし

陶 迦葉展

き合いは悪くない方で今年のインフルエンザの猛威にもがっつりお付き合いしてしまい、すべての工程表は藻屑と消え、ブログの更新も久々となりました。

10日後の個展のお知らせです。

川口オーナーにより初めて展示会に「陶迦葉展」という拙窯の名が冠せられました。オーナーがどういった心情でこの名にしたのか?上洛の際にゆっくり伺おうと思います。以前も述べたように拙窯の名・陶迦葉は「拈華微笑」から由来した「拈土微笑」から来ていますが、今回ばかりはずっとにっこり笑っているわけにも行きませんでした。それでもなお、笑って歩を進めていく、やせ我慢の笑いも「拈土微笑」には含まれるのだなあと感じています。
されど病牀に臥している間に感じた心もとなさや夢と現の狭間の浮遊感はその後の作陶の原動力となり、そんな事象をモチーフにした作品がいくつか生まれました。
時間があれば個展前にブログでご紹介できればと思っています。

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菊池克 陶迦葉展

日時:3月21日(水)~25日(日)11:00~18:00
於:川口美術 
  京都市左京区下鴨宮河町62-23
電話:075-781-3511

どうぞよろしくお願いいたします。


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# by tou-kasho | 2018-03-11 23:13 | 展示會